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May 2009

May 27, 2009

本役さんさすが!@ゾロ

東京宝塚劇場雪組「風の錦絵」「ZORRO 仮面のメサイア」-1

 新公その1から全然進んでいないうちに千秋楽が近づいている……。今日はゾロの新公を見て、「本役さんさすが」と思ったシーン2つ。

その1……ディエゴのヘタレ演技。
その2……ロリータが、屋敷のベランダ?にかかっていたスペイン国旗?をヤケを起こしてひっぱり下ろすときの「うぎゃー☆」。

その1は、さすが水さん(水夏希)、亀の甲より年の功じゃないけど、うまい。香綾しずる君は、ヒーロー然としているところは、けっこうサマになっていたけど、この、ヘタレはあまりヘタレて見えませんでした。本役とは演技プランを変えたのかもしれないけど、あまりこっけいに見えなかった……。うつけを「演じている」んだから、相当オーバーにやらなきゃいけないんだけど、中途半端だったかな。ただのおっちょこちょいというか。その点、このシーンの水夏希は、ゾロのときとは全然違う、情けない男になっていました。今日の格言。「経験に勝るものはなし」

その2は……。愛原実花の悲鳴はフツーの悲鳴でしたが、白羽ゆりのはかわいいんですよね。愛原実花は演技派だから、これは鍛錬してどうというより、もうキャラの問題かな……。あとは、おバカになりきれるかどうか、という……。まあ、おバカになってもかわいいのが白羽ゆりの余人をもって変えがたいところの一つなんでしょう。ってことで、「人には持って生まれたものがある」

本当に、人生で必要な知恵はすべて宝塚から学べるのであった……。

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May 15, 2009

新公はいいなあ

東京宝塚劇場雪組新人公演「ZORRO 仮面のメサイア」-1

 友会当たって生涯2度目の新公観劇! 実を言えば1度目も雪組(沙央くらま主演の「ベルばら」)。ご縁があるのかしら。初主演の香綾しずる君は前からチェックしていたジェンヌだし、なんと言っても、あの、「凍てついた明日」のジェレミー・真那春人君が、本公演で緒月遠麻が演じて場をさらっている“蟻の脳味噌”ガルシアをやるということもあり、わくわくしながら行きました。

香綾しずる(ディエゴ)……もともと好み、ということもありますが、初主演のゾロ、期待以上によかったです。スター性を感じました(私は。ファンの欲目ですかね?)。技術的にまずまず(破綻がない)だし、新公学年にしては、表情や佇まいに力があって、のびのびと演じているのが好感がもてました。目鼻立ちもくっきりしているし、堂々とセンターに立っている姿には、なんというか歌舞伎系の押し出しの良さがありました。これって私が真飛聖に感じる、昭和な香りに通じるものがあると思うんですけど。

 ダンスや決めポーズはよかったと思います。歌はまずまず。声がよく出ていたので、割に気持ちよく聞けました。ただ、声質は決して悪くないと思うのに、セリフがところどころ弱かったのが残念(マイクのせいもある?)。セリフが安定すれば、もっと魅力が増すはず。
  個人的には真ん中向きだと思うんだけどなあ……。ひ弱な感じ、かわいらしい感じがあったほうが、若手としては人気出るのかな……。私としては、なんとか持ち味を生かして路線を突き進んでほしいんだけど……。もうちょっと華が出てこないと、しぶい脇役・敵役方向になっちゃうかな?? がんばれ!
 役としては、かっこいい部分はOKでしたが、「うつけ」がいま一つでしたね。役づくりを敢えて変えたのかもしれないけど、やっぱりただコミカルなだけじゃなく、弱々しくないと、欺いていることにならないから……。ミズさんとの実力の差が如実に出たのはそこでした。

凛城きら(メンドーサ)……前から気になる存在ではあったんです。ジェンヌに珍しく、「ふてえ」感じがあるので、今回のような敵役はぴったり。彩吹真央が演じている本公演だと、メンドーサがなぜこんなに悪いヤツになったのか、説明が足りない!!と気になったんだけど、新公はなんとなくそのへんは納得してしまいました(笑)。ナチュラル・ボーン・男役系(しかも、少年系とか美青年系ではなく、「ふてえ男」系)というか、男役のスタイルが出来上がっているので、安心して見ていられる感じ。声もいいし、セリフ回しも安定。
 ……いいとこばっか書いてますね。ただ、路線スターに必要な何か(少女っぽさ?)が足りないんですよね。よく書かれているけど、それも痩せれば解決なのか? そろそろ主役が回ってくると思うけど、白い王子様とか悩める青年とか振られたときにどうでるか、興味深いところです。

真那春人(ガルシア)……熊のような体に蟻の脳味噌、の緒月遠麻の役、大丈夫かなあ?と思ったのですが、ちゃんと彼女らしくモノにしてました。むしろ、本公演だと、ガルシアのノロイところをみんながバカにしていることに対する後味の悪さみたいなのがあったのですが、ガルシアが陽気なオッチョコチョイ風味になっていた新公では、それもなくてよkったです。新公ガルシアは、精一杯虚勢を張っている感じが体の動きなどでよく表現されていました。最初は、なんであの少年ルックスの彼女に、ガサツな木偶の坊の役を?と思いましたが、彼女の演技の熱さを生かした、いい配役でしたね。もうちょっと太い声が出せるようになるといいかも。基本熱血・熱演型の彼女だけど、次は、抑えた演技が要求される冷血漢とか、見てみたいですね。あ、もっと重要なことが。そもそも、彼女は美形なんですから、ぜひ一度正統派二枚目(主役)を!

そのほか……

<目についた人>
煌羽レオ(ミゲル)……本公演では、香綾しずる君のやっている役。目鼻立ちがはっきりしていて、メイクも上手で目を引きました。演技も的確で表情の作り方がうまい。最後の挨拶で、実は下級生だったことに驚く。まだ研2さんですか。これは楽しみですねー。

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