アニメと大衆演劇
東京宝塚劇場花組「太王四神記」-3
なんか、ここ数日のブログのアクセス数が多いのは、「野々すみ花」で検索して来られる方が多いからのようで……。またしても、グーグルのナゾなんですが、野々すみ花をググると、このブログの、「花組娘役のこれから(December 05, 2007)」が宙組トップ娘役就任のニュースにまじって上位に来ちゃうんですよね。なぜだ。グーグル。だって、1年以上前の「アデュー・マルセイユ」のときの書き込みですよ。去年の10月27日には、タイトルに名前を出して、「結論。野々すみ花はすごい!」とやっているのにこっちじゃないんだ。あ、野々すみ花についてはその一つ前の「橘(意外と)かっこいい!」の<さすがだった人>の言及が一番まとまってますが。
ちなみに、「太王四神記」の野々すみ花は、飯炊き娘(?)と主人公の子供時代をやっているんだけど、今までに比べると、扱いはそれほど大きくはない。だから、宝塚きっての演技派娘役の本領発揮とまではいってないように思います。
以上、「野々すみ花」情報でした。
さて、本題に。
見てきましたよ。大空祐飛、野々すみ花の宙組トップ就任発表翌日の「太王四神記」。実は、今公演は、前の月組のチケット不足の反動か、ついチケット買いすぎてしまって、すでに少々食傷気味だな、と思っていたりもしたんです。
それが、2月27日にトップ就任が発表されたことで、28日のチケットは、「トップ就任発表翌日の大空祐飛が見られる」というプレミアム(あくまで私にとっては、ですが)付きに。それまで、イマイチ盛り上がっていなかったことなんかなんかすっかり忘れ、ワクワクと劇場に向かいました(笑)。
しかし、「おめでとうトップ就任!」と思って見ると、身内でもないのに、なんだか感慨深く、前にも増して祐飛君がカッコよく見えてしまいます(おバカ)。これも宝塚の醍醐味ですかね。
ただ、4回目ともなると、筋はだいたい分かっているので、あまり萌えない魅かれるもののない場面で意識がしばしば遠くへ……(主に第一幕)。でも、第一幕でも武道大会はちゃんとお目目パッチリだったし、第二幕は見せ場が多いので、ちゃんと起きていましたよ。
もう話を理解する必要がないので(ツッコミたいところはいろいろあるけど)、見たいところをひたすら見る、というスタンス。
で、祐飛君は、やはり、最初の無邪気な若者のときよりも、後半、意識して悪くなっていった時の方がずっといいですよね。あの暗さ、にらむ時の冷たい視線とか。そのうえ、隊列戦闘ダンスとか、フィナーレの黒スーツ(変わり燕尾?)群舞でセンターの瞬間があったり、など、2番手にしてもかなり美味しいシーンがあるので、眼福眼福。しかし、最初観たときは「やけに祐飛に見せ場があるなー。よくわからないけど、これ以上いい扱いはないかもしれないから、有難く頂戴しておこう」ぐらいに思っていたのですが、今思えば、トップ就任が分かっていたからの箔付けだったのかも。どういうタイミングでトップ就任が演出家に伝わるのか知りませんが。
以下、誰にも聞かれていないけれど、私の大空祐飛大劇場お披露目作品への要望。
どう考えても、トップ期間は短いはずだし、器用なタイプではないし、宝塚のスターの中でも役を選ぶ方だと思うので、大劇場のお披露目はキャラが嵌る作品を選んでいただきたいなー。できれば、新作宛書がいいんですけど。演出家の第一希望は、もちろん植田景子先生。これが一番安全だと思う。ハリウッドラバー2でも、フィッツジェラルド2でもいいので……。陰のある主人公でオトナのラブストーリーお願いします。もちろん、彼女のスタイルが映えるかっこいい衣装で。
で、もし2作目があるんだったらいいかも、と思ったのは、サイトー先生。今回のホゲを見て、大空祐飛ってアニメとか漫画みたいな役が似合うんだなーということがよーくわかったので。アニメ&漫画とくれば、もちろんサイトー先生! エル・アルコンみたいな、無意味にゴージャスで無意味にかっこいい作品で見てみたい。ビジュアルは最強でしょう。ストーリーの多少の破綻には目をつぶりますから(いや、別に破綻してなくてもよいんだけど)。
とにかく大芝居はあまり似合わないと思うんですよね。あと、滑舌がイマイチなので、セリフ劇はやめていただきたいなあ(切なるお願い)。
最後に主役のタムドクを演じた真飛聖の話を。今回、ちょっと祐飛ホゲがはまりすぎていたし、なんだかタムドクが非常に受身なキャラなので損をしてますが、彼女もトップとしては得がたいものがあると思いました。ずばり、大衆演劇っぽい持ち味(これ、褒めています)。たたずまいとかセリフまわしが大衆演劇の二枚目風なんですよね。だから、今回みたいなちょっと木偶の坊的な二枚目でもなんとかなるんではないかと(ホント、この役はもうちょいまともなオトコに書き込んでほしかったですけど。小池センセ)。白い二枚目が嫌味なくできるって貴重な資質だと思います。トップとしては。
で、真飛の次作にも注文が。彼女、お披露目の「愛と死のアラビア」と今作と白い二枚目が続いちゃっているんですよね(しかも木偶の坊系)。これはちょっとつまらない。もともとヤサグレが得意だったはずなので、次ぐらいは、ちょっとひねた役とか来るとよいんですが。
ちなみに、私が観た回(2月28日15:30)は、組総見だったとかで、フィナーレの「ラッシャイラッシャイ」で、真飛は、花組タオル(?)をかざして、「花組!」「花組万歳!」とか連呼しながら銀橋を渡ってました。大衆演劇風味炸裂。いいもの見せてもらいました(総見っていつもあんななのかな?)。
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